統合報告書の作成によるメリットとは

統合報告書の作成によるメリットを紹介します。統合報告というのは、Integrated Reportingの訳語です。統合報告は、企業の価値創造についてのコミュニケーションプロセスを表す報告書となっています。企業は様々なことを行うことで何らかの価値を生み出しています。例えば、誰もが使う日用品や冷蔵庫などの電化製品などです。このような価値をどのように生み出しているのかを示すのが統合報告書です。企業は様々な資源を用いてこの価値を生み出しています。この資源というのは、環境にある自然の資源、あるいは社会にある人材などの資源です。つまり、何らかの資源を使用することによって、企業は何らかの価値を生み出していると考えられます。ですから、資源をどのように使ったのかをしっかりと報告する必要があるのです。

報告書の作成とステイクホルダー

報告書を作成するメリットを紹介します。最初に統合報告書は、コミュニケーションプロセスであると説明しました。コミュニケーションプロセスであるということは、誰かとコミュニケーションを行なっているということです。では、誰とコミュニケーションを行うのでしょうか。それは理想的には企業の外側にいるすべてのステイクホルダーとコミュニケーションが求められます。なぜなら最初に説明したように、企業は何らかの資源を使用して活動を行なっているからです。活動を行うということは、資源を利用しているということです。資源を利用した場合には、その資源をどのように使ったかを説明しなければなりません。ですから、その資源を有しているステイクホルダーに説明を行うために、報告書を作成しなければならないのです。

報告書を作るメリットとは何か?

では、統合報告書を作るメリットとは何でしょうか。それは、ステイクホルダーとのコミュニケーションを円滑に進めることができるようになることです。もし、ステイクホルダーが所有している資源を使ったのにもかかわらず、報告書で何も説明しなかった場合にはどうなるでしょうか。その時、ステイクホルダーの企業はどのように資源を使って価値を生み出したのかがわからなくなってしまうのです。どのように価値を生み出したのかがわからないために、ステイクホルダーは不信感が募ります。極端に言えば、資源を使ったのに何を生み出したのかがわからないのですから、何か悪いことをしているのではないかとう疑いを持たれてしまうわけです。ですから、報告書を作ることで、どのようなプロセスを経て価値創造を行なったのかをステイクホルダーとコミュニケーションをすることで円滑に進めるようにできるようになることがメリットと言えるのです。